北海道・後志(しりべし)エリア。
いま、世界中のワイン関係者の視線が集まる産地のひとつだ。北海道ワインの生産量のうち、約半数がこの地域に集中しているという事実が、その勢いを物語っている。
そんな後志の玄関口・小樽で、この冬、ひときわユニークなワインイベントが開催された。舞台はなんと「小樽駅」の改札内。列車を降りたその先に現れるのは、後志ワインを気軽に楽しめるテイスティングバー──“Wine Tasting Bar @Otaru”。
期間は2025年2月1日から1か月限定。改札内の「小樽ステーションギャラリー」に設けられた特設スペースには、後志産ワイン12種がずらりと並び、駅ナカとは思えない本格的なワイン体験が展開された。

メダルを手に、12種のワインから自分好みを選ぶ
イベントで活躍したのが、「ブリリアント ワイン・Sakeサーバー(4本用)」の3台構成。
専用のキャッシュユニットと接続され、1杯35mlの試飲スタイルで12種の後志ワインを提供した。
利用者は受付でメダルを購入し、飲んでみたいワインのボタンを押すだけ。誰でも直感的に操作でき、ボタンひとつで適量が注がれる設計は、スムーズな導線を生んだ。
温度はワインごとに最適な設定。サーブの瞬間から余韻まで、後志ワインの魅力をしっかりと引き出すクオリティが、会場の評価を高めていた。

駅で味わう、ローカルの個性と旅の余韻
JR北海道として初の「駅構内でのワインイベント」となったこの企画。
観光地としての小樽だけでなく、通勤の合間に立ち寄る地域住民の姿もあり、ワインの楽しみ方に新しい広がりを見せた。
旅先で偶然出会う味。
知っているようで知らなかった地元のワイナリー。
「飲み比べて違いが分かるのが面白い」「この一本、ぜひ買って帰りたい」──そんな声があふれる会場は、ワインツーリズムの未来を感じさせる光景だった。

ワインを通じて、土地と人をつなぐ仕組み
ワインの品質を保ちながら、多彩な味わいをストレスなく楽しんでもらう。
短期間・高回転のイベントにこそ、ワイン・Sakeサーバーは真価を発揮する。
定量抽出、温度管理 ──必要な機能をシンプルに兼ね備え、運営側にも来場者にも負担をかけない。
特設ブースでも、店舗でも。
一杯のグラスワインを通じて土地の魅力を届けるツールとして、ますます存在感を増している。

イベント情報(※開催終了)
Wine Tasting Bar @Otaru
小樽駅 改札内「小樽ステーションギャラリー」4番ホーム/石原裕次郎オブジェ横
開催期間:2025年2月1日(土)~2月28日(金)
営業時間:11:00~20:00
※入場には乗車券または入場券が必要
価格:ワイン1杯 600円、3杯セット 1,500円(各35ml)

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